阪神原口文仁内野手(25)が甲子園の虎ファンを熱狂させた。2-2同点の延長10回1死満塁で打席に入り、西武シュリッターの投球に食らいつき、しぶとくレフト前へ落とした。今季4度目の延長戦で、3度目のサヨナラ勝ちを決めた。

 原口にとっては4月6日のヤクルト戦でのサヨナラ弾以来の劇的打。お立ち台では「必死のパッチでサヨナラやりました。絶対、僕がかえしてやろうと思っていました。(抜けた瞬間は)もうほんと、最高でした」と笑顔で振り返った。

 最近出場した3試合で無安打が続き、この2試合はスタメン落ち。満を持してのスタメン起用に応え、この日は2安打。「練習でもたくさんの方にサポートしてもらって、いい準備ができていたので、結果が出てよかったです」と話した。