ソフトバンクの今宮健太内野手(25)が8回にリプレー検証の末、アウトからセーフに判定を変え貴重な追加点を奪った。

 3点リードの8回1死一、二塁。柳田の中越えの打球で一塁走者今宮は三塁を回って戻りかけたが、相手二塁手が中継でもたつき、打った柳田が猛然と三塁へ向かってきた。押し出される形で本塁にスタート。ヘッドスライディングで、タッチをかいくぐった。

 はじめのジャッジは「アウト」だったが、リプレー検証の結果、捕手相川のタッチより先に今宮が生還したと「セーフ」に変わった。今宮は「(柳田が三塁まで来たので)あっち(本塁で)アウトになった方がいいかなと。捕手が下がっていたので頭から行けばセーフになると思った」と、一瞬の隙をついた。この時、腰を強打したが「大丈夫」と元気な表情で球場を後にした。