左太もも裏の肉離れで離脱している日本ハム大谷翔平投手(22)の復帰が、秒読みとなった。16日、都内の病院で定期検査を受け順調な回復を確認。検査は今回で終了となった。

 来週にはトレーナー管理下からも外れる見込みで、福田2軍チーフトレーナーは「監督にも話を聞きながら、実戦(復帰)をどこにしようという話になっていく」。故障から2カ月半、ようやくメドが立ってきた。

 大谷はこの日も、6割ほどの強度で30メートルダッシュを繰り返し、キャッチボール、フリー打撃をこなした。週明けには切り返しやベースランニングなど、実戦形式のメニューに移行する予定。同トレーナーは「実戦が近いと強度も上がる。張りも出てくるので後戻りはしないように」と慎重を期すが、リハビリはいよいよ最終段階に入る。チームはケガ人が続出し、打率4割を超えている近藤も抹消中。大谷の復帰は、巻き返しの最大の武器となる。