DeNAラミレス監督が、下位たたきでAクラスを確固たるものにする。交流戦を勝率5割で終え、リーグ戦は借金2。同監督は、6ゲーム差の2位阪神よりも、2・5ゲーム差の4位巨人以下のBクラスを強く意識した。「広島、阪神も重要だが、それ以上に重要なのは下位のチームとの試合。そこでしっかり勝って、4位との差をキープできればいい」。リーグ再開戦で早速6位ヤクルト戦(神宮)を迎える。

 同カードでは5勝でチーム稼ぎ頭のドラ1ルーキー浜口、今季クオリティースタート(QS=先発6回以上、自責点3以下)7試合の井納が先発する見込み。「先発が安定していれば上を目指せる」と、オールスター前までヤクルト、巨人、中日の下位3つにぶつける。さらに「その3チームが広島、阪神戦で頑張って勝ってくれたらいい」とニヤリ。ポジティブで理想的な青写真を描いた。