ソフトバンク高田が2年ぶりの猛打賞と2打点で、2試合連続のスタメン起用に応えた。

 7回には牧田から右前適時打。8回にはシュリッターの150キロ直球をライナーで右前へはじき返し、ともに1点差に詰め寄る適時打で勝利に貢献した。「打てないと生き残れない。負けられない気持ちは当然ある。練習の見栄えは悪いと思うけど」。試合前練習などでは打ち損ないも多いが、本番に強いタイプ。そこは工藤監督も理解しており「試合になるとタイミングが合う。最後まで使おうと思っていた」と好調を把握していた。

 この日はプロ5年目で初めて一塁で先発出場。亜大時代は大学屈指の遊撃手と言われたが、ライバル今宮の壁は高く、プロ入り後は二塁、一塁も練習してきた。昨年9月に脱臼していた左肩を手術。半年間のリハビリ中に6キロ増量してみたが、「自分はスピードの選手」と今度は4キロ減量。キレを取り戻した。「リハビリは、いい時間でしたよ」。打てる内野手として川崎、明石、川島との争いに挑む。