ロッテの沖縄コンビがスタンドを盛り上げた。

 3回途中で雨によりノーゲームが決定。すると、「バッター角中に代わりまして井口」のアナウンスが流れた。

 今季限りでの現役引退を表明した井口資仁内野手(42)の登場かと、スタンドはどよめいた。出てきたのは、背番号6の井口のユニホームを着た選手だったが、よく見ると、沖縄出身の大嶺翔太内野手(25)だった。ダイヤモンドを1周し、最後はお約束でヘッドスライディングで水しぶきを上げた。その後、同じく沖縄出身の伊志嶺翔大外野手(29)も登場し、同様にヘッドスライディングを披露した。

 大嶺翔は「井口さんに『行け』と言われました」。その井口は「(ヘッドスライディングを)するわけがない。この歳で」と、イタズラっぽく笑っていた。