阪急(現オリックス)の監督として日本シリーズ3連覇を果たし、1日に肺炎のため死去した上田利治氏(享年80)の告別式が6日、横浜市内で営まれ、球界関係者など約200人が別れを惜しんだ。

 阪急で活躍した山口高志氏(67)、山沖之彦氏(57)、松永浩美氏(56)、石嶺和彦氏(56)らが参列した。

 元広島の山本浩二氏(70)は「(広島に)入団した時のコーチで、熱血指導してもらった。思い切りの良さを教えてもらいました。厳しいだけではなく、やさしさもありました。お世話になりましたのひと言です」と故人をしのんだ。

 ひつぎの中には、黒のスーツにお気に入りのハンドバッグ、親族からのメッセージカードなどが収められた。喪主の勝子夫人(79)は「大好きな野球に最後まで関わることができて、幸せな人生だったと思います」とあいさつした。