広島新井貴浩内野手(40)がヤクルト12回戦(神宮)で、土壇場の9回2死一、三塁に代打逆転決勝3ランをぶっ放した。チームは9回に6得点。最大6点のビハインドをひっくり返した。

 ▼広島が9回に3本塁打などで6点を挙げ逆転勝ち。9回に5点差以上をひっくり返したのは、9回裏に6点を挙げてサヨナラ勝ちした14年8月6日ロッテ(2-7→8-7)以来だがビジターの9回表に逆転は11年5月20日中日(0-5→6-5)以来6年ぶり。

 ▼40歳5カ月の新井が9回2死から代打逆転3ラン。土壇場の9回2死から代打逆転本塁打は10年4月3日川本(ヤクルト=代打逆転サヨナラ2ラン)以来、7年ぶり。40代の代打本塁打はプロ野球通算47本目となり、広島では初。80年4月26日に44歳9カ月の野村(西武)が9回1死から代打逆転3ランを放っているが、40代の選手が9回2死から代打逆転本塁打はプロ野球史上初めてだ。