中日はミスから大量失点を犯した。2桁失点は5月30日のソフトバンク戦以来だが、最近は先発投手が試合を作れないケースが増えてきた。3連敗で、3位DeNAとは4・5ゲーム差。シーズン折り返しを前に踏ん張りどころを迎えている。

 2回にジョーダンが2つのボークで同点にされた。気持ちが切れたように3回に2被弾して降板。友利投手コーチはミーティングや試合中のベンチでも注意喚起していたことを明かし「意識が足りない」と指摘した。森監督は「今に始まったことじゃない」とあきれ顔。2番手鈴木も阪神打線を止められず6失点した。

 鈴木を限定的に救援に回し、阪神戦が得意なジョーダン、バルデスを立てた2連戦。6人でうまく回っていた先発陣だが、不調が続く小笠原のほか、この日打たれた鈴木、ジョーダンらも立場は盤石ではない。早々に、ローテ再編の動きがありそうだ。【柏原誠】