4年ぶり聖地勝利ならず。広島の先発野村祐輔投手(28)は5回8安打2失点で降板し、13年8月30日から遠ざかる甲子園勝利はまたもならなかった。

 立ち上がりから毎回走者を背負った。2回1死一、二塁を併殺に打ち取るなど踏ん張るも、1点リードの4回2死から失点した。鳥谷に中前打を許すと、糸原には追い込みながら右翼線へ同点適時二塁打。さらに梅野にも左翼前に運ばれ、3連打で逆転を許した。

 5回は1死二塁から後続を断つも、6回表の攻撃時に代打が送られ降板。後半戦の“開幕投手”に指名された期待に応えることはできなかった。