雪辱のマウンドで白星をつかんだ。ヤクルト小川は集中力を高めた。6回2死二塁で打者新井。「スライダーが甘く入ったが、気持ちの面で負けてなかった」。外角へのスライダーで大きな中飛に仕留めると、表情を変えずにベンチへとゆっくり歩き出した。6回4安打1失点(自責0)で先発再転向後、初勝利。「悔しい思いをしていたので、やり返す試合になって良かった」とかみしめた。
屈辱を味わった。7日。5点リードの9回に守護神として登板した。だが、バティスタ、菊池、新井と3被弾からの6失点での逆転負けに「心が折れかけた」。そこから約1週間後に先発再転向が決まり、迎えた広島戦。「やり返したい気持ちが強い」と燃えた。
教えを乞うた。球宴で巨人菅野に歩み寄った。「どうしたら抑えられるのか聞きたかった」。安定した投球をするにはどうしたらいいか。「抜くところは抜き、力を入れるところは入れる」と助言を受けた。この日は得点圏に4度走者を置いたが、許したのは1点のみ。勝負どころを見極めてギアを入れた。
チームのマツダスタジアムでの連敗も11で止め、「投げる試合は全部勝つつもりで投げる」と言い切った。ここから先発での勝ち星を積み上げる。【島根純】



