阪神が後味の悪い幕切れで首位広島との3連戦初戦を落とした。1点を追う9回表1死一塁で、上本が空振り三振。一塁走者の西岡が二塁へ進んだが、上本が捕手の送球動作を妨害したため、守備妨害でゲームセット。金本監督は抗議したが、判定は覆らなかった。「審判の判定だし、ベンチから見えなかったけどね。説明されたら、リプレー(検証)をできるわけでもないし。意図的でなくても、結果的に妨害したと。そういう判定ですから」と話した。

 先発岩貞が4回までに4点を失ったが、打線は粘りを発揮。1点差まで迫った。最終回も3番福留が控えていただけに、残念な結果に終わった。2日の広島戦に引き分けか負けで、自力優勝の可能性が消滅する。「また明日、がんばりましょう」。指揮官はそう言って、会見を自ら切り上げた。