2日の広島阪神戦は「ピースナイター2017」として開催された。

 広島市で生まれ育った岩本貴裕外野手(31)は「原爆投下当時は、草木も生えないと言われた広島で、当たり前のように野球が出来ている。たくさんの方が環境をつくってくれて、カープがあるということ。そこでプレー出来ているということに感謝しないといけない。8月6日が近くなると、子どもの頃に学んだこと、おじいちゃんおばあちゃんに聞いた戦争の話を思い出します。僕もまだ勉強不足で知らないこともたくさんあるけど、若い選手にも伝えていかないといけないと思っています」と話した。

 「ピースナイター新聞」が来場者全員に配布された。緑色を基調とした「ピースナイター新聞」は、5回終了時にスタンドで掲げられる。原爆ドームと同じ高さ25メートルに当たる席のファンには、赤色のピースポスターを掲げてもらい「ピースライン」を表現する。