不振のため2軍調整中の阪神藤浪晋太郎投手(23)が22日、ウエスタン・リーグのソフトバンク戦(鳴尾浜)に先発し、予定の2回を4失点だった。

 1回に2四球を与えて1死一、二塁のピンチを招くと、吉村に153キロ外角低め直球をとらえられて右前にゴロで先制適時打を浴びた。その直後、左打者の斐紹と釜元に左翼へ連続被弾。一挙に4点を失った。2イニング目は3者凡退だった。

 藤浪は「感覚は良かったので、結果で示したかったですが、残念です。特に(球が)抜ける感じや嫌な感じはなかったです」と振り返った。掛布2軍監督は「今日はバランスが良かった。打たれたけどね。ストレートも先頭打者に何球かいい球が行っているなと話していたんだよ。僕はバランス良く投げていたんじゃないかと思う」と及第点を与えた。

 まだ試行錯誤し、感覚をチェックする段階だ。24日の同カードでも先発予定で1イニングの調整登板をへて、結果次第で、27日巨人戦(東京ドーム)の1軍先発に向かう。16日広島戦(京セラドーム大阪)で約3カ月ぶりに1軍戦に先発したが、5回途中3失点で降板。右打者に7四死球を与え、制球が課題だった。