反則投球の判定に苦しむ西武菊池雄星投手(26)が25日、新たなフォーム固めに取り組むことを宣言した。24日のソフトバンク戦で、17日楽天戦に続き、2段モーションによる反則投球の判定を受けた。クイックモーションでの投球に切り替えたが、3回7失点で降板。故障のリスクも考慮し、今後はクイック投球を続けないことを決断した。次回登板は31日楽天戦(Koboパーク宮城)の予定。1・5差に迫った2位との直接対決に向けて、突貫工事で改善を図る。

 大粒の汗をぬぐいながら、菊池がフォーム修正に取り組む決意を示した。オリックス戦(大宮)の試合前練習後、「振りかぶってだったりノーワインドアップ、セットポジションで足を止めずに投げる形も含めて、いろいろ試していこうと思います。足を上げて(反則投球を)とられない範囲を探して改善していきます」と力を込めた。