超人がいれば、奇跡も奇跡じゃないはずや。阪神糸井嘉男外野手(36)が巨人18回戦(東京ドーム)で豪快アーチを放ち、チームの貯金を今季最多の「13」に戻した。2回、2死一、二塁で先制11号3ラン。これでチームは糸井が右脇腹筋挫傷から復帰して以降の9試合で7勝2敗と白星量産。首位広島との7・5ゲーム差は変わらなかったが、コイを追う勢いは衰えない。
オレンジ色の右翼席に白球が吸い込まれた。1番糸井が猛虎打線爆発の号砲を鳴らした。2回だ。2死一、二塁。2球で追い込まれながらも巨人谷岡の3球目、内角低めのスライダーに反応した。窮屈そうに体を縮めながらボールをバットに乗せる。技ありの先制11号3ランで勢いづけた。
「先制のチャンスだったのでとにかくランナーをかえそうと思い振り抜きました。いい結果になってくれて良かったです」
超人の勢いが止まらない。球宴明け直後に右脇腹筋挫傷を負ったが、8月17日広島戦から代打で1軍に復帰。翌18日の中日戦からスタメン復帰すると、そこから8試合連続安打、打率3割8分9厘、3本塁打、7打点。糸井のバットに比例するようにチームも17日からの9試合で7勝2敗と白星を積み上げている。



