中日のドラフト4位ルーキー、笠原祥太郎投手(22)は粘りの投球も実らず、プロ初勝利をつかめなかった。プロ2度目の先発、本拠地ナゴヤドームでの初先発は5回1失点だった。

 初回2死満塁。2回1死二塁。3回2死一、二塁とピンチの連続だったが、勢いのある直球と緩いチェンジアップ、鋭く曲がるカットボールで要所をしのいだ。0-0の5回に菊池に中越えをソロを許すと、その裏に代打を出された。

 96球を要した内容に「コースを狙いすぎて無駄なボール球が増えて、球数が多くなってしまった。先発の役目を果たせませんでした」と振り返った。