阪神2番手の石崎は3年目のプロ初勝利が幻になった。

 4回、先発藤浪が1点差に詰め寄られた1死一塁で救援。150キロ超の速球を武器に小林、田口を連続空振り三振に封じた。5回も3者凡退。「一応、準備をしていて、あせることなく投げられた」。巨人の反撃を食い止め、逃げ切っていれば白星をつかむ可能性が高かった。土壇場の9回に追いつかれ、するりと手中から逃げた。