九州国際大が5-4で福岡大を下し16年春以来、3季ぶり50度目の優勝を飾った。

 10月1日の福岡大との第2戦も制し目標の完全Vを目指す。

 1-4で迎えた9回表、今季のチームを象徴する驚異の粘りで勝利をもぎ取った。相手のミスや押し出し死球などで4-4の同点としなお2死満塁。迎えた6番岡本京平内野手(3年)が「自分で決めてやる」と、真ん中スライダーをとらえた中前安打で逆転した。

 昨秋は112季ぶりの最下位に沈み、今春は福岡大との優勝決定戦に敗れた。悔しさをバネに復活を遂げた。伊藤健治監督(66)は「選手全員の勝ちたい気持ちが表に出とった。久しぶりにこいつらをほめてやらんと」と、選手の執念をたたえた。