東北大の4番鳩原翔外野手(4年=仙台二)が宮城教育大との大学最終戦後、プロ志望届を提出した。

 今年で、リーグ設立48年目を迎えた仙台6大学野球で、東北大からのプロ志望届は史上初。同大関係者は「過去、社会人野球入りした選手もいない」という。工学部の鳩原は1年春にリーグデビュー。同年秋から先発入りして優秀新人賞、2年秋には最多盗塁賞(11盗塁)を受賞し、4年間で計3度のベストナイン外野手に輝いた。大学通算259打数80安打33打点の打率3割9厘。最終打者になったこの日は、右飛で大学野球を終えた。工学部建築学科専攻で、プロ待ちしてくれる企業への来春の就職が内定している鳩原は「挑戦者として自分の力を試してみたい。東北大にも関心を持ってもらい、いい選手が入ってきたらいい」と、パイオニアの心意気を示した。