西武が、今季限りで楽天を退団する松井稼頭央外野手(42)の獲得を念頭に置いた調査を進めることが26日、分かった。

 球団は、西武在籍時に3度のリーグ優勝を支えた貢献度に加え、豊富な経験などを考慮。本人も現役続行の意思が強いことから、近日中の退団正式発表を待って、交渉を開始するとみられる。

 松井稼は94年に西武に入団し、遊撃手として10年間在籍。03年オフにFA権を行使して米大リーグのメッツに移籍した。7年間のメジャー経験を経て、10年オフに楽天へ加入。13年の日本一にも大きく貢献したが、今季は44試合の出場にとどまり、打率2割1分1厘、2本塁打、10打点だった。楽天側からはコーチのポストなどを打診されていたが、現役でプレーを続けることを決断。西武入りとなった場合は、15年ぶりの復帰となる。