ソフトバンクは28日、ヤフオクドーム内の球団事務所で、育成の伊藤大智郎投手(24)に、戦力外通告を行った。

 10年育成ドラフト3位で岐阜の誉高校から入団。サイドスローからキレのある球を投げることで期待され、育成としては異例の7年間もプレーした。今年4月に右肘内側側副靱帯(じんたい)再建術を受け、全治1年で現在はリハビリ中だった。

 「7年も育成でいられるのは稀なので、球団に感謝しています。今はやっと20メートルの距離で強い球を投げられるような状態。家族もいるので、今後のことはしっかり話したい」と、トライアウトを受けられる状態ではなく、野球を続けるかも未定だ。