最下位からのチーム立て直し策、第1弾だ。ロッテは1日、千葉・鴨川で秋季キャンプをスタート。初日から約9時間に及ぶ猛練習だったが、井口新監督は「大地(鈴木)はサード、奨吾(中村)はセカンドにコンバートします」と構想を明かした。今季全試合で二塁スタメンだった鈴木と、主に三塁を守った中村を入れ替える。意図は伏せたが、送球に安定感がある鈴木を一塁までの距離が長い三塁に置くことで、守備力向上を図るようだ。

 鈴木は早速、三塁でノックを受けた。プロ入り以来、遊撃が主戦場だったが、今季、二塁に移ったばかり。2年連続のコンバートとなるが「いろんなポジションを出来た方がいい」と前向き。5日に行われる紅白戦は紅組の「5番三塁」で出場予定。「実戦を大事にしたい。ミスもして、勉強したい」と、試合の中で三塁の感覚を磨いていく。【古川真弥】