げんだきょうだコンビ誕生だ! 侍ジャパンは9日、「ENEOS アジアプロ野球チャンピオンシップ2017」に向け宮崎合宿を開始。セ・リーグ新人王候補の中日京田陽太内野手(23)は同じくパ・リーグの有力候補、西武源田とシートノックで二遊間を組み、不慣れな二塁手として合格点をもらった。

 中日では不動の遊撃レギュラー。「最初はシーズン中くらい緊張しました」。だが言葉とは裏腹に、源田との併殺プレーもほぼノーミスで呼吸もばっちり。三塁西川から「二塁いけるよ」「コンビがいいね」と威勢よく声が飛んだ。

 稲葉監督は「井端コーチや金子ヘッドに話を聞いても(動きや連係が)非常にスムーズと言っていた。彼が二塁をできればバリエーションもできる」と頼もしげ。12、13日の練習試合で問題なければ本番もコンビを組む可能性が増す。

 源田とまともに接するのは初だが、2学年先輩の親しみやすい性格もあり「プライベートな話をしたり、仲良くできました。(コンビの)ネーミングはお任せします」と笑った。二塁はプロアマ通じてほとんど経験がないが、約3週間練習を積んできた。「思ったより動けました。今後の野球人生にも必ずつながる。源田さんとのコンビを磨いていきたい」と充実の初日を終えた。【柏原誠】