開幕投手を託された広島・薮田和樹投手(25)は、4回途中3失点と逆転を許して降板した。3回までは毎回の3四球も要所を締めて無安打で無失点。打線が1点を先制した直後の4回に乱れた。

 先頭の4番金ハソンに初球を左翼席に運ばれる同点ソロ。続く崔元準に中前打を許し、さらにバスターエンドランが中前打となって無死一、三塁。ここで7番の河周錫に勝ち越しの左犠飛を許し、交代を告げられた。

 今季は広島で15勝と飛躍。初の国際大会は悔しいマウンドとなり「緊張はしなかったし、調子も悪くなかった。イニングの入りが良くなかった。それがすべて」と振り返った。

 2番手の近藤大が満塁から2点適時打を許し、韓国にこの回だけで4点を許した。