「ENEOS アジアプロ野球チャンピオンシップ2017」の開幕戦で、延長10回8-7で韓国にサヨナラ勝ちした侍ジャパンが17日、劇的勝利から一夜明け、東京ドームで全体練習を行った。

 前日は3点を追う6回に4番の西武山川穂高内野手(25)の2ランで追い上げ、3点を追う延長10回はソフトバンク上林誠知外野手(22)の3ランで追い付いた。

 稲葉篤紀監督(45)は「ああいう効果的な1発は、チームがいい雰囲気になる。僕がずっと言っている機動力+パワーという意味でも、機動力もあってホームランもあって、しっかりとやってもらえたと思う」と振り返った。

 自身の初采配については「ピッチャーの交代で、勝っている時と負けている時の交代の仕方は違ってきますので、当然初めてのことなので、後手後手にはならないようにしたつもりではいたんですけど、試合になってみると後のことも考えながらになる。継投が遅れたとは思わないけど、最善策があったのではというのは、コーチと話をしました」と言った。

 18日の台湾戦に向けて、クリーンアップ以外の打順を一部入れ替える。台湾代表については「3、4、5は長打力もあるし、アベレージを残している。1番は(巨人)陽岱鋼選手が入るので。陽選手を出してしまうと取り返しがつかない。1試合ずっと乗っていきますので、特に第1打席を気を付けたい」と引き締めた。