DeNAが「3番筒香」打線で20年ぶりのリーグ優勝を狙う。来季のクリーンアップについて、ラミレス監督は「今考えているのは、筒香3番、ロペス4番、宮崎5番。筒香は3番だと生産性が非常に高くて、数字を残してくれるので理想的。シーズン序盤は3番でいく」と明かした。今季は6月30日巨人戦以降、終盤まで3番で起用。ラスト5試合とポストシーズン14試合で4番に戻したが、再び、3番に配置する意向だ。

 まだ筒香には伝えていないというが「彼は打順がどこであれ、チームのためになるなら『そこでやります』と言う男なので、やってくれると思う」と信頼を口にする。もちろん「打順が何番であろうと、何も変わらない」と言い続けてきた主砲の姿勢に変わりはない。実際、今季は3番と4番で打撃成績はほとんど変わらなかった。

 3番筒香に続き、打点王の4番ロペス、首位打者の5番宮崎と重厚なクリーンアップが、さらなる脅威となるのは間違いない。「彼以外はあり得ない」(ラミレス監督)と、来季の主将続投が決まっている筒香は、関西地区での自主トレを経て、優勝に向けて走りだす。【栗田成芳】