ロッテ清田が“超前乗りキャンプ”へ向けて始動した。4日、この日から開放されたZOZOマリンの室内練習場で新年初打ち。ティー打撃やキャッチボールを行い「野球は今日からと決めていたので、動きは全然、まだまだです」とさわやかな汗を流した。

 8日には、キャンプ地・石垣島へ3週間フライング? で旅立つ。これまで1月の自主トレは沖縄本島の名護で行っていたが、室内練習場がなく、雨の多い南国では満足に練習できない日も少なくなかった。「今年は井口監督が、2月1日から実戦を始めると言っているので、全力で振れる体にしたい。キャンプで使ってる所ならやりやすい」と、雨天時でも充実したトレーニング施設を求め、鍛錬の地をより南へ移した。

 効率化を好む井口監督の方針では、そのまま石垣に残ってキャンプインを迎えるのもOKだ。だが「さすがに2カ月ぶっ通しは疲れちゃいます(笑い)」と自主トレは20日で1度切り上げる。昨季は2月のオープン戦で左肩を脱臼。リハビリを焦った結果、打率2割3厘と低迷した。慌てずにじっくりしっかり。9年目の再起は、早期スタートで巻き返す。【鎌田良美】