秋春全国制覇を狙う日体大が10日、神奈川・横浜市の同大グラウンドで始動した。キビキビとした動きを見せるナインに、古城監督も「年末年始に、それぞれの地元でもしっかりやってきているということが分かりました」と合格点を与えた。

 昨秋の明治神宮大会決勝で2安打完封した、最速153キロ右腕の東妻勇輔投手(3年=智弁和歌山)も地元・和歌山に帰省した。恩師の智弁和歌山・高嶋監督からは、こんな声をかけられたという。「冗談交じりですが、『プロへ行ったら室内練習場を人工芝に変えてくれな』って言われました(笑い)」。もちろん愛情あるハッパをかけられたことは分かっている。「まだ進路はプロか社会人か分かりませんが、目の前の小さな目標から1つずつつぶしていきたい。リーグ戦では5勝したいです」。同じくドラフト候補の松本航投手(3年=明石商)と切磋琢磨(せっさたくま)し、偉業を達成する。