中日の高校生新人右腕トリオが1軍でチェックを受けることが11日、分かった。14日からの第3クール中に、ドラフト2位石川翔投手(18=青藍泰斗)同4位清水達也投手(18=花咲徳栄)同6位山本拓実投手(18=市西宮)が1軍北谷キャンプに参加する方向。2軍の読谷キャンプに参加中の3人の情報を森監督も把握し「1度見てみたい。3人ともバンバン投げているらしいじゃないか」と“招集”を決めた。

 生きのいい3投手の報告は指揮官の耳に入っていた。第1クールからブルペンに入り、これまで投球を重ねてきた。北谷では心待ちにしている森監督の前で、ブルペン投球を披露する予定だ。

 また、北谷にはテストで入団した松坂がいる。フィーバーに沸く中、「平成の怪物」は小笠原や柳ら若手投手へのアドバイスも欠かさない。日米通算164勝と経験を積んだ右腕の姿は、ルーキーたちのプラスになることは間違いない。

 今キャンプの新人1軍スタートは同1位の鈴木博志投手(20=ヤマハ)のみだった。最速157キロの即戦力右腕の投げ込みに、森監督は「あの球を見たら、他の投手はうかうかしていられない」とうなっていた。入れ替えも活発に行う予定で、新戦力がいい化学反応を起こそうとしている。