阪神は１１日、ＤｅＮＡをかりゆしホテルズボールパーク宜野座に迎え練習試合が行われた。

　「三塁・大山」もさっそく答えを出した。阪神大山が右中間を真っ二つに割る適時二塁打を放った。５回２死一、三塁から平田の直球を強打し、２者を迎え入れた。テーマにしている右方向への強い打球で、２年目の着実な進化を印象付けた。

　「今日はいいところもあったけど課題も多かった。練習でやっていかないといけない」と笑顔はなかった。この日はロサリオの後ろの５番に座った。頼れる助っ人の前後は打線のカギになる。本人もそこは理解しており、第２打席を反省。ロサリオが適時打を打った後の３回２死一、三塁。３ボールから果敢に打ちにいったが、遊ゴロに倒れた場面をあえて挙げた。

　本格的に挑戦していた二塁から、本来の三塁に戻ることが１０日に決まったばかり。ポジションが固まり、開幕に向けて新たなスタートを切った背番号３は「１日１日を大切にしたい」と自覚をにじませた。【柏原誠】