段階を上がる一振りだった。巨人吉川尚輝内野手(23)が16日、沖縄・那覇キャンプ2日目に行われたフリー打撃でエース菅野と“対戦”した。打撃ケージの中で待ちかまえた。マウンドから直球を投げると合図を受ける。左打席で「真っすぐを強い打球にとらえよう」とイメージした。外角低めのコースに振り負けず芯で捉えると、打球は左中間の最深部へ。逆方向へと力強く飛ばした。
成長の一端を表した。菅野の球を体感できる好機。打席に入る前から「1球1球、どういう変化をするのか」と自らの糧にしようとした。サインを出されているとはいえ、どれも超一級品。直球、スライダー、シンカーに食らいついた。18球目には内角のスライダーを引っ張って右前へとはじき返した。昨秋から「振る力」をテーマに振り込んできており、直球にも変化球にも対応できた。「日本を代表するピッチャーの打席に立てて良かった」と笑顔で振り返った。
結果を残す。今日17日は今季初の対外試合、中日戦が行われる。「4番」岡本とともに「1番」で先発出場を予定。アピールし、開幕スタメンをたぐり寄せていく。「実戦をイメージして、常に沖縄ではやっていきたい。アピールするしかない。結果が全て。結果が出るようにやっていきたい」と意気込む。
この日、平昌五輪で活躍したフィギュアスケート羽生結弦とは同学年。「すごいですよね」と別世界の存在と笑うが、負けじと正二塁手へのステップを踏む。【島根純】



