三菱重工名古屋の最速151キロ右腕、勝野昌慶投手(20=土岐商)が3安打9三振完投で勝利へ導いた。

 1点リードの4回に3安打され1点を献上したが、他のイニングは被安打ゼロ。スライダーやカーブでカウントを整え、5回以降は毎回3者凡退に切る安定感を見せた。

 高卒3年目の今年、ドラフト候補に名乗りを上げる右腕は「自分としては最後まで投げきるつもりでした。基本的には全部三振を取るつもりで投げています。高校の時より、マウンドでの集中力がついたことで9回投げきれるようになったと思う。(今年)プロへ行きたいと思っていますが、そのことは意識せずチームを勝たせる投球がしたい。今日の勝ちで勢いに乗ってくれたらいいなと思います。もちろん、目標は優勝です」と言い切った。