楽天監督、副会長を歴任し、今年1月4日に膵臓(すいぞう)がんのため70歳で死去した星野仙一氏のお別れの会が19日、東京・港区のグランドプリンスホテル新高輪で行われた。

 球界内外から1500人が集まり、野球界に大きな足跡を残した同氏に別れを告げた。

 主な出席者のコメントは以下の通り。

 原辰徳氏 信じられない時間が長く、現実として受け止めることが難しかった。お別れの会ということで、けじめをつけようと思って来た。残されたものが大きい。積みに積んできたんだと、あらためて思った。

 ソフトバンク工藤公康監督 いろいろな角度から野球界の事を考えてこられた方。自分は子どもたちのためにという視点があるが、もっともっと良くしたいという思いは同じ。今は指導者という立場だが、野球界のために自分ができることを頑張っていきたい。

 ヤクルト宮本慎也ヘッドコーチ 今でも「生き返ってくるんじゃないか」と思っている。野球くじの話もされていたが、まだまだ野球界に必要な方で、代わりがいない方でもある。残念です。

 谷繁元信氏(日刊スポーツ評論家) 実感が持てず、まだどこかで野球界の事をいろいろ話しているんじゃないかという感じがする。寂しさや存在の大きさは、この先感じるのだと思う。これからの野球界に思いを少しでも伝え、残していけたら。

 三浦大輔氏(日刊スポーツ評論家) 昨年の殿堂パーティーでお会いしたのが最後。「絶対にユニホームを着ないとダメだぞ」と言っていただいた。言葉を忘れず、野球界のため頑張っていきたい。