限局性腹膜炎のため入院していた日本ハムのドラフト1位、清宮幸太郎内野手(18=早実)が今日25日に千葉・鎌ケ谷で練習を再開する。24日、都内の病院を退院。約2週間ぶりに勇翔寮へ帰寮した。今後はトレーナー管理の下、実戦復帰へ向けて動きだす。

 入院前から5キロ減った体重を含めて、まずはコンディションを戻すことに専念する。谷ヘッドトレーナーは「現実的に5キロが2日や3日で戻ることはない。しっかり動きながら(体の)バランスを整えていく」と説明。まずは寮内のウエート室で自転車型トレーニング器具を利用したトレーニングから再開予定。入院中に再開したスイング動作もウエート室で可能で、徐々に練習強度を上げていく。

 23日に通常食に戻った食事面では、辛いものや脂肪分の高いものは患部への影響を考慮して当面は控える予定。実戦復帰については、日々の体調を慎重に観察しながら、スケジュールを決める。開幕1軍は絶望的。栗山監督は「1日でも早く、トレーナー管理から外れることを待っている」と話した。【木下大輔】