ロッテの球団キャラクター「謎の魚」が26日、ZOZOマリンでセリにかけられた。

 1年間のスポンサー(所属)契約企業を募集したもので、昨年の“飼い主”だったロッテのほかに株式会社拓匠開発、株式会社エイジェック、セントラル株式会社、海鮮プロレス、鴨川シーワールドの計6社が参加した。

 ロッテからは球団OBの里崎智也スペシャルアドバイザーが出席。260万円まで粘ったが「(球場に)人工芝を敷いて、ライトもLEDに替えて、ここまでしか出せない!」と脱落。鴨川シーワールドは「シャチのえさにしたい」、前巨人の村田修一内野手が加入したBCリーグ・栃木ゴールデンブレーブスの運営母体エイジェックは「村田選手の代走で使いたい」と意気込むなど、各企業が落札を狙ったが次々と撤退した。

 最終的に800万円で競り落としたのは、不動産業を営む拓匠開発。工藤英之代表取締役は「煮るか焼くかは経営会議で決めます! 骨まで愛します!」と声高に宣言した。今後は謎の魚に「株式会社拓匠開発」のロゴが掲出される予定だ。

 謎の魚は「競りで落札された魚です。ちなみに父はディープインパクトですので、血統は最高です。デビュー戦はきっと1番人気になると思います。あ、今のはジョークです。スポンサーがついて、これで少しは生活が楽になるかもしれません。グフフフフ…」とコメント。同社の軽トラの荷台に自ら乗り込み、そのまま“出荷”されていった。