楽天美馬学投手(31)が今日31日、開幕カードのロッテ2回戦(ZOZOマリン)に先発する。前日30日に軽めの調整を終え、好相性の相手を封じて波に乗る。昨年は4試合に登板し、2勝1敗。防御率2・67に抑えているが「相性がいいと言われすぎて、逆に意識しちゃう。いい時のイメージが続くように、いい投球をしたい」と慎重に言葉を選んだ。

 開幕前の最終登板となった24日の巨人とのオープン戦では6回4奪三振4安打。たった1球の失投を2ランされただけで、内容は上々だった。伸びを欠いた直球に勢いを取り戻し、本番を迎える。「1点とられても、連打でビッグイニングをつくらせないように。最少失点に抑え、粘り強い投球をしたい」と意気込んだ。

 真価が問われる1年となる。昨年はプロ7年目にして11勝を挙げ、初の2桁をマークした。2年連続で活躍して初めて、チームの大黒柱として認められる。「続けて2桁勝たないと本当の評価にならない。今年は勝負の年。体の状態は良い。勝てる1年にしたい」。新たに背中に「15」を刻み、自信を持って右腕を振る。【高橋洋平】