日本ハム斎藤佑樹投手(29)の今季初登板が、開幕3カード目の7日ロッテ戦(東京ドーム)に内定した。3日、2軍本拠地の千葉・鎌ケ谷で全体練習に参加し、キャッチボールなどで調整。今季は開幕2軍スタートも、虎視眈々(たんたん)と1軍の舞台を狙ってきた。開幕投手のロドリゲスが出場選手登録を抹消され、先発ローテーションの谷間に抜てきされることが決定的となった。

 節目のシーズンの幕開けを、心待ちにしてきた。今年でプロ8年目の30歳。昨季は1勝に終わり「今年のテーマは、結果を出す」と気合をみなぎらせてきた。イースタン・リーグでは3試合に登板し1敗1セーブ、防御率2・57。1軍初登板の機会をうかがってきた。前回登板の同リーグ・ヤクルト戦は4回5安打3失点(自責1)。栗山監督は「バランスを考えながら、誰が一番投げるのが良いのか」と熟考の末、斎藤に白羽の矢が立った。6日ロッテ戦(東京ドーム)から1軍に合流し、出番に備える予定。

 今日4日以降の楽天戦(楽天生命パーク)は降雨予報で、試合中止の可能性がある。登板予定の高梨、村田が登板をスライドすることが濃厚で、その場合は斎藤の登板もズレるため、先発機会は変更される見込み。チームは連敗は止めたものの、開幕4戦で1勝3敗スタートと出遅れた。起爆剤になりうる力を、斎藤は持っている。