西武が壮絶な点の取り合いを制して、連勝を飾った。

 先発の菊池雄星投手(26)が2本の本塁打などで5失点。8回にはロッテ井上の折れたバットが右膝に当たるアクシデントもあった。だが味方のファインプレーにも助けられ、8回108球を投げ抜き、無傷の今季4勝目を挙げた。

 同じ9-8のスコアでサヨナラ勝ちした18日の日本ハム戦に続く連勝に、辻発彦監督(59)は「あんまりこんな試合は嫌なんですけど。もうちょっと楽にいきたいんですけど」と苦笑いしつつも「うちとしては雄星が投げたら負けられないですから。そういう意味では勝ったことは良しとしなきゃいけない」とエースの勝利に納得の様子だった。