西武菊池雄星投手が打線の援護に感謝した。1回に先制弾を献上するなど、5回までに3失点。同点で迎えた8回には、3四死球でピンチを招き2点を失ったが、直後に味方打線が一挙6点を奪い、無傷の4勝目を手にした。

 開幕から4戦4勝は07年の西口らに並ぶ球団記録も、8回5失点の内容に笑顔はなし。「立ち上がりのボール自体は、ある程度納得のいく球でしたが、取られちゃいけないところで、点を与えてしまった。野手の方が点を取ってくれて、助けていただきました」と悔しさをにじませた。

 8回には、折れたバットが一塁ベースカバーに向かう途中で右膝付近に当たったが、幸い軽症の様子。「ボールしか見ていなかったので…。(患部は)問題ないと思います」。次回登板に向け「抑えなきゃいけないところを、しっかり抑えられるようにしないといけない」と表情を引き締めていた。