3度追いつきながら勝ち越せないモヤモヤムードを、中日の新外国人モヤの1発が振り払った。

 同点の8回2死、ジャクソンのスライダーを強振。ライナーで右翼席に運んだ。来日1号ソロが決勝弾になった。「低いライナーだったので、本塁打になるかどうかわからなかったので、とにかく一生懸命走った。自分でも感動している」。前日20日に1軍デビューし、5打数4安打3打点の活躍で連敗を5で止めた。201センチの大砲は、2日連続のお立ち台にあがり、大きな体にファンの声援を浴びた。森監督を「ドミニカで僕を見いだして日本に連れてきてくれた(日本の)お父さん」と敬愛。指揮官からの、手荒い祝福のキックにも笑顔だった。