ソフトバンクのドラフト2位高橋礼投手(22)は、プロ初登板初先発でほろ苦いデビューとなった。1回にいきなり無死満塁のピンチを招くと中田に中犠飛。続くアルシアには中前に運ばれ2点を先制された。3回には1死一塁から中田に中堅フェンス直撃のタイムリー二塁打を許し、4回を投げ終えたところで降板。4回78球、5安打3失点で負け投手となった。

 「立ち上がりは緊張した。今日は1アウト、1アウトを取ること、リズムよく投げることを心がけた。失点したけど、攻めの投球をしようと思った。走者を出して球が甘くなった。セットポジションからの投球をもっと気をつけていきたい」

 チームは大敗を喫し、責任を痛感した新人サブマリンだが、工藤監督は「けっこういい球もあったので、次回はチャンスがあったら考えたい」と一定の評価をしていた。