ヤクルト青木宣親外野手が、日本復帰1号となる勝ち越しソロを放った。11年10月8日広島戦(神宮)の6回に大竹から放って以来の日本での本塁打だった。

 1-1で迎えた8回無死から、巨人山口俊の145キロの高め直球を右翼席に運んだ。小川監督、宮本ヘッドコーチは出迎えたが、チームメートはメジャー流の「サイレント・トリートメント」で祝福。ベンチ前で両手を広げて困惑した青木が、ベンチに入った瞬間に祝福の嵐がわき起こった。

 お立ち台では「ホームラン1本も打っていなかったので、いつ打てるんだろうと。この気候も合っているかもしれませんね。後押ししてくれました」と故郷宮崎に近い鹿児島で、勝利につながる本塁打を打てたことを喜んだ。