昨年10月に右ひじを手術したヤクルト小川泰弘投手(28)が、5回3失点で昨年9月9日(巨人戦)以来の勝利を挙げた。

 打線が1点を勝ち越した直後の5回に逆転を許したが、再び5回にバレンティンの2点適時打で逆転。救援陣も粘り、小川に白星が転がり込んだ

 今季3試合目で初勝利を挙げた小川は「長くかかってしまいました。バックに助けてもらって勝つことができて良かったです。もっと長いイニングを投げて、もっと勝っていきたい」と喜んだ。

 小川淳司監督(60)は「今日は真っすぐ中心に配球していた。今日は真っすぐが良かった。白星が付いたのは大きい。昨日連敗を止めて、今日の勝ちで昨日の勝ちが生きる」と言った。

 セ・リーグ最下位ながら、借金を1ケタの9に戻して29日からの交流戦に入る。