5試合ぶりに先発出場したロッテ井上晴哉内野手に、12試合ぶりのアーチが飛び出した。

 4回先頭で迎えた第2打席、1ボールからの2球目。広島高橋昂の外角ストレートを高々と打ち上げ、右翼スタンド最前部へ放り込んだ。

 助っ人ドミンゲスが調子を上げてきたこともあり、5月26日以降は一塁のポジションを譲り、DHに。交流戦に入ると神宮では指名打者がなくなるため、出場機会は代打に限られた。開幕は4番に座っていただけに、井口監督は「悔しい思いもあると思う。ホームラン1本ですけど、出て本人も安心したでしょう。まだまだこんなもんじゃないと思ってる」と期待した。

 井上が今季放った6本の本塁打のうち、この日を含む5本が右腕ボルシンガーを援護したもの。「相性が良いんですかね。他の投手の時もしっかり打てるように頑張りたい」と話した。