天理大が3回に8得点を許し、0-10でコールド負けをした。計4人の投手を投入したが、相手の勢いを止めることはできなかった。天理大の藤原忠理監督(52)は「相手の方が一枚も二枚も上手だった。(継投で)かわす手しかなかった」と完敗を認めた。

 ベンチには今年1月に白血病で亡くなった福丸和起内野手(当時2年)のユニホームが掲げられていた。「1試合でも多く彼のユニホームを飾りたかった。彼の存在がチームを1つにしてくれた」と神妙に語った。「大学生は木製バットでそう簡単に打てるものじゃない。バッテリーを中心とした守りのチームを目指します」と、今回の敗戦を糧に秋に挑む。