東洋大(東都)はドラフト候補の上茶谷大河投手(京都学園)と梅津晃大投手(ともに4年=仙台育英)が攻略され、3-10で九産大(福岡6大学)に7回コールド負けを喫した。

 先発した上茶谷は2回1/3を投げ6失点(自責4)で降板した。杉本泰彦監督(58)は「上茶谷が苦しかった。体調が悪かった」と嘆いた。「昨日の時点ではよかった」とリーグ戦での疲労は否定した。

 2番手で登板した梅津はケガから復帰し、4月10日の中大戦以来の登板も4回1/3を投げ4失点(自責4)だった。杉本監督は「4点取られたけど、ラッキーなヒットもあった」。5、7回に九産大・横田翼外野手(4年=大牟田)に2打席連続本塁打を許したが「彼がすごかった」と投手を責めなかった。同じくドラフト候補の甲斐野央投手(4年=東海大姫路)の登板機会はなかった。

 杉本監督は今季から指揮を執り、就任1年目での全国大会出場。「主役は選手。自分が選手のマイナスにならないように気をつけた。選手の方がよく分かっている」とあくまでも選手主体で今大会に臨んだ。「やっていることに自信はある。これを継続していく」と秋を見据えた。