セ・リーグを率いる広島緒方監督が、出場推薦についてコメントした。

 まず人選について「監督推薦はある程度、ファン投票が締め切られるのと同時に選ばないといけない。選ぶタイミングからしたら、交流戦が終わったところが一つの目安になる。そこから成績を伸ばした選手もいて、ファンからしたら選んでほしかったなという思いもあるかもしれない」と最初に理解を求めた。

 交流戦で最高勝率となったヤクルトには「勢いというのにすごいものを感じた」といい、3人を選んだ。「あとは選手の成績も見て参考にした。対戦の中のイメージもある。はっきり言って、選ぶ選手というのは戦う中で自分からしたら嫌な選手。そういう存在」と続けた。リーグ首位を走る自軍からは4人を選出。「選びたい選手はまだまだいっぱいいた。でも限られた人数の中で、ポジションの枠も意識してメンバーを組まないといけない」と頭を悩ませたことを明かした。

 開催は大阪、熊本の2試合。「今回のオールスターというのは震災の復興のこともある。まだ熊本には今も厳しい生活をされている方がたくさんいる中で、明るい話題、プロ野球の素晴らしさを届けられたらいいし、そういう試合をしたい。また選手はけがなくやってほしいというのが自分の中で一番の願いだし、オールスターでの活躍が後半戦への勢いにもなる。セ・リーグのそういう力、素晴らしいプレーをファンの人は楽しみに待っていると思う。そういうところを見せてほしい」と結んだ。