日本ハムは22日、プロ野球界初となる次世代スポーツ人材育成型クラウドファンディング「FIGHTERS CROWDFUNDING~Be Ambitious」をスタートさせると発表した。

 この取り組みは、未来に大志を抱く北海道のさまざまな種目の道産子アスリートのサポートを通して、北海道のスポーツを盛り上げていく目的で行う。

 クラウドファンディングとは、さまざまな取り組みなどをインターネットなどで発表し、共感を得た不特定多数の人から支援金を資金を募るサービス。日本ハムはクラウドファンディングサイトの「FAABVO北海道」を活用し、道産子アスリートのレベルアップやステップアップの後押しをする。

 今回の第1号アスリートとして、ノルディックスキー・ジャンプ女子の有望株、渡辺陽(みなみ=20)のプロジェクトがスタート。7月22日から8月31日まで、112万円を目標金額として募る。プロジェクト名は「【女子ジャンプ】もう一度飛びたい…2度の手術を経て、0からの再出発。」。出資した人には金額に応じたリターン品が贈呈される。

 札幌ドームで会見に出席した渡辺は「第1号として選ばれて、すごく光栄です。世界に羽ばたけるように頑張ります」と、支援をPRした。会見に同席した稲葉SCOは「僕も現役時代はファンの方の声援が、大きな力になった。ぜひ、いろんな方のパワーをもらって、子どもたちのあこがれ、目標になれるように、しっかり頑張ってください」と、渡辺にエールを送った。

 球団では同時に新規プロジェクトの募集要項も発表。応募条件は北海道出身または在住で、スポーツを頑張っている22歳以下のアスリートで、個人、団体は問わないなど。7月23日から8月27日午後6時まで応募を受け付ける。詳細は球団ホームページへ。