ソフトバンク打線が完敗ムードの中で意地を見せた。7点をリードされ、無得点のまま迎えた9回だ。先頭の上林が二塁打で出ると、続く今宮が完封阻止の適時二塁打。さらに1死一、三塁とチャンスを広げ中村晃の9号3ランで3点差まで詰めた。2死から牧原が二塁打で出塁したが、最後は途中出場の福田が凡退した。

 工藤監督は9回の攻撃に「明日につながるというか、このままで終わらないというみんなの気持ちが出た」と評価。今宮は「明日につながるかはわからないが、なんとか勝ち越せるようにしたい」と話した。一方、中村晃は「明日は明日でしょう」と冷静だった。